Excelマクロガイド(セル操作)は、Excelマクロのプログラミング技術を一歩ずつ
積み上げていき、セルの操作が自由自在にできるようになることを目標としています。
目 次
- セルに文字を書きこむ
- RangeとCellsでセルの位置を指定する
- ループ処理でセルに値を書きこむ
- ループ処理でセルの値を読みとる
- ループ処理でセルからセルへ値を代入する
- 条件分岐処理でセルの操作を分ける
- 関数・プロパティ設定をつかう
-
- 他のレンジ/シート/ブックを更新する
1. セルに文字を書きこむ
本章では、Excelマクロによりセルに文字を書きこんでみます。
先ずはキーボードによりセルに文字を直接書きこみ、次にそれをマクロに記録し、
更にそのマクロを書きかえてExcelマクロによりセルに文字を書きこみます。
2. RangeとCellsでセルの位置を指定する
本章では、Rangeオブジェクトのセル番地の指定方法と
Cellsオブジェクトの行番号と列番号の指定方法について学習します。
これらの方法を組み合わせれば、自由自在にセル位置が指定できるようになります。
3. ループ処理でセルに値を書きこむ
本章では、ループ処理で多数行のセルに値を書きこむ方法と
ループ処理で多数列のセルに値を書きこむ方法について学習します。
この二つの方法を組み合わせれば、自由自在に多数行×多数列の
セルに値を書きこめるようになります。
4. ループ処理でセルの値を読みとる
本章では、ループ処理で多数行のセルの値を読みとる方法と
ループ処理で多数列のセルの値を読みとる方法について学習します。
この二つの方法を組み合わせれば、自由自在に多数行×多数列の
セルの値を読みとれるようになります。
5. ループ処理でセルからセルへ値を代入する
本章では、ループ処理で多数行のセルからセルへ値を代入する方法と
ループ処理で多数列のセルからセルへ値を代入する方法について学習します。
この二つの方法を組み合わせれば、自由自在に多数行×多数列の
セルからセルへの値の代入ができるようになります。
6. 条件分岐処理でセルの操作を分ける
本章では、条件分岐処理をつかい条件によって処理を分ける方法について学習します。
If文、If_ElseIf文、If_Else文、And条件のIf文、Or条件のIf文をつかいこなせば、
自由自在に条件分岐処理ができるようになります。
7. 関数・プロパティ設定をつかう
本章では、セルの値を加工するための関数やプロパティの設定について学習します。
Left関数、Right関数、Mid関数、Len関数、InStr関数、Replace関数、End(xlUp)プロパティ、Rowプロパティ、End(xlToLeft)プロパティ、Columnプロパティ、Addressプロパティ等をつかいこなせば、自由自在にセルの値を加工することができるようになります。
8. 他のレンジ/シート/ブックを更新する
本章では、漢字学習アプリのつくりかたを通して、
他のレンジ・他のシート・他のブックの更新方法について学習します。
これらの方法を組み合わせれば、他のRange・他のWorksheets・他のWorkbooksが
自由自在に更新できるようになります。
はじめに
セルとは、Excelでデータの入力や表示に使うマス目のことです。
そして、一つ一つのセルは、Excel表の中で
たてのラインを表す列とよこのラインを表す行の位置で指定することができます。
セルを下方向に一行ずつ、あるいは、右方向に一列ずつ進めながら、セルの位置を指定し、
場合によって、セルの値を読みとったり、書きこんだり、セルの書式を変更するというようなことを、
全てパソコンに任せることができたら、人の作業はボタンを押してその操作を起動するだけとなり、
それだけで立派なExcel表を創り出すことができるようになります。
このようにセルを思いのままに動かすことができるようになれば、手作業で数日かかっていたような
Excelの操作でも、一瞬で完了することが可能になります。
セルを思いのままに動かす魔法のようなものが、Excelには標準装備されています。
それがマクロです。
パイさんとソンくんの会話方式を取りながら、セルとは何かから始めて、Excelマクロのプログラミング技術を
一歩ずつ積み上げていき、セルを下方向に一行ずつ、あるいは、右方向に一列ずつ進めながら、
セルの位置を指定し、場合によって、セルの値を読みとったり、書きこんだり、セルの書式を変更するという
ようなことが自由自在にできるようになることを、最終目標としています。
本サイトを最初から最後まで読みながら実際にマクロを書いて実行することを、繰り返し実践していただければ、
Excelマクロをつかって、Excelを思いのままに動かす技術をマスターすることができます。
その技術を学業や仕事に活かすことで、一人でも多くの方に、思いのままに明るい未来を創り出してもらえれば幸いです。