三つの文字列取得関数をつかう

パイさん

「これまでに、三つの文字列取得関数をつかってみました。

　Left関数は、対象となる文字列の左端から指定した文字数分の文字列を取り出すことができます。

　Mid関数は、対象となる文字列の指定位置から指定した文字数分の文字列を取り出すことができます。

　Right関数は、対象となる文字列の右端から指定した文字数分の文字列を取り出すことができます。」

パイさん

「今度は、Excel VBA/マクロのLeft関数・Mid関数・Right関数の全ての引数にセルの値を

　当てはめてみましょう。

　Left関数の第1引数：StringにセルA2の値、第2引数：LengthにセルD2の値を、

　Mid関数の第1引数：StringにセルA2の値、第2引数：StartにセルC3の値、第3引数：LengthにセルD3の値を、

　Right関数の第1引数：StringにセルA2の値、第2引数：LengthにセルD4の値を、当てはめます。

　予め、次のようなExcelシートを用意します。」

ソンくん

「Left関数をつかった構文は、

　Range("E2").Value = Left(Range("A2").Value, Range("D2").Value)

　Mid関数をつかった構文は、

　Range("E3").Value = Mid(Range("A2").Value, Range("C3").Value, Range("D3").Value)

　Right関数をつかった構文は、

　Range("E4").Value = Right(Range("A2").Value, Range("D4").Value)

　これで良いのでしょうか。」

パイさん

「それでは、そのマクロを実行してみましょう。」

ソンくん

「『セルを思いのままに動かそう』の左端から『3』文字分の文字列が取り出されて

　セルE2に『セルを』と書きこまれました。

　『セルを思いのままに動かそう』の『4』文字目から『6』文字分の文字列が取り出されて

　セルE3に『思いのままに』と書きこまれました。

　『セルを思いのままに動かそう』の右端から『4』文字分の文字列が取り出されて

　セルE4に『動かそう』と書きこまれました。」

　

パイさん

「試しに、対象文字列：セルA2

　Left関数の取り出す文字数：セルD2

　Mid関数の文字数を取り出す開始位置：セルC3、文字数を取り出す開始位置：セルD3

　Right関数の取り出す文字数：セルD4

　の値を適当な文字や数字に書きかえて、マクロを実行して、

　ある文字列から一部の文字列を自由自在に取得することができることを確かめてみましょう。」