【関数・プロパティ設定をつかう】

16 セルの書体を変更

17 セルの文字サイズを変更

18 セルの罫線を変更

19 セルの横方向の配置を変更

20 セルの縦方向の配置を変更

21 セルの文字の方向を変更

22 セルの文字を縮小して全体表示を設定

セルの縦方向の配置を変更

パイさん

「今回は、セルの縦方向の配置を変更してみます。

 Excel VBA/マクロでセルの縦方向の配置を変更するときは、

 VerticalAlignmentプロパティの値を指定します。

 VerticalAlignmentプロパティの構文は、次のようになります。」

Img7_6_50

パイさん

VerticalAlignmentプロパティでは、Excelの「セルの書式設定」で選択可能な

 セルの縦方向の配置を定数で指定します。


 予め、次のようなExcelシートを用意します。」

Img7_6_51

パイさん

「ExcelのセルB2の縦方向の配置を変更してみましょう。」


(1) セルの縦方向の配置を『上揃え』に指定

パイさん

「セルB2の縦方向の配置を、『上揃え』に指定してみます。

 Range("B2").VerticalAlignment = xlTop

 このように、セルの縦方向の配置として『上揃え』を指定するときは、

 VerticalAlignmentプロパティに『上揃え』を意味する

 定数名『xlTop』を代入します。」

Sub 縦方向_上揃え()

 Range("B2").VerticalAlignment = xlTop

End Sub

「また、VerticalAlignmentプロパティに『上揃え』を意味する

 定数値『-4160』を代入しても同じ結果です。」

Sub 縦方向_上揃え()

 Range("B2").VerticalAlignment = -4160

End Sub

パイさん

「それでは、このマクロを実行してみましょう。」

Img7_6_52

ソンくん

「セルB2を囲む縦方向の配置が、『上揃え』に変更されました。」


(2) セルの縦方向の配置を『中央揃え』に指定

パイさん

「セルB2の縦方向の配置を、『中央揃え』に指定してみましょう。」

ソンくん

VerticalAlignmentプロパティに『中央揃え』を意味する

 定数名『xlCenter』を代入すれば良いのだから、

 Range("B2").VerticalAlignment = xlCenterと記述します。」

Sub 縦方向_中央揃え()

 Range("B2").VerticalAlignment = xlCenter

End Sub

「また、VerticalAlignmentプロパティに『中央揃え』を意味する

 定数値『-4108』を代入しても同じ結果です。」

Sub 縦方向_中央揃え()

 Range("B2").VerticalAlignment = -4108

End Sub

パイさん

「その通りです。それでは、そのマクロを実行してみましょう。」

Img7_6_53

ソンくん

「セルB2の縦方向の配置が、『中央揃え』に変更されました。」


(3) セルの縦方向の配置を『下揃え』に指定

パイさん

「セルB2の縦方向の配置を、『下揃え』に指定してみましょう。」

ソンくん

VerticalAlignmentプロパティに『下揃え』を意味する

 定数名『xlRight』を代入すれば良いのだから、

 Range("B2").VerticalAlignment = xlBottomと記述します。」

Sub 縦方向_下揃え()

 Range("B2").VerticalAlignment = xlBottom

End Sub

「また、VerticalAlignmentプロパティに『下揃え』を意味する

 定数値『-4107』を代入しても同じ結果です。」

Sub 縦方向_下揃え()

 Range("B2").VerticalAlignment = -4107

End Sub

パイさん

「その通りです。それでは、そのマクロを実行してみましょう。」

Img7_6_54

ソンくん

「セルB2の縦方向の配置が、『下揃え』に変更されました。」



パイさん

「このように、セルの縦方向の配置を変更するときは、

 VerticalAlignmentプロパティに定数名または定数値を指定します。」