【関数・プロパティ設定をつかう】
16 セルの書体を変更
17 セルの文字サイズを変更
18 セルの罫線を変更
19 セルの横方向の配置を変更
20 セルの縦方向の配置を変更
21 セルの文字の方向を変更
22 セルの文字を縮小して全体表示を設定
セルの縦方向の配置を変更
パイさん
「今回は、セルの縦方向の配置を変更してみます。
Excel VBA/マクロでセルの縦方向の配置を変更するときは、
VerticalAlignmentプロパティの値を指定します。
VerticalAlignmentプロパティの構文は、次のようになります。」
パイさん
「VerticalAlignmentプロパティでは、Excelの「セルの書式設定」で選択可能な
セルの縦方向の配置を定数で指定します。
予め、次のようなExcelシートを用意します。」
パイさん
「ExcelのセルB2の縦方向の配置を変更してみましょう。」
(1) セルの縦方向の配置を『上揃え』に指定
パイさん
「セルB2の縦方向の配置を、『上揃え』に指定してみます。
Range("B2").VerticalAlignment = xlTop
このように、セルの縦方向の配置として『上揃え』を指定するときは、
VerticalAlignmentプロパティに『上揃え』を意味する
定数名『xlTop』を代入します。」
Sub 縦方向_上揃え()
Range("B2").VerticalAlignment = xlTop
End Sub
「また、VerticalAlignmentプロパティに『上揃え』を意味する
定数値『-4160』を代入しても同じ結果です。」
Sub 縦方向_上揃え()
Range("B2").VerticalAlignment = -4160
End Sub
パイさん
「それでは、このマクロを実行してみましょう。」
ソンくん
「セルB2を囲む縦方向の配置が、『上揃え』に変更されました。」
(2) セルの縦方向の配置を『中央揃え』に指定
パイさん
「セルB2の縦方向の配置を、『中央揃え』に指定してみましょう。」
ソンくん
「VerticalAlignmentプロパティに『中央揃え』を意味する
定数名『xlCenter』を代入すれば良いのだから、
Range("B2").VerticalAlignment = xlCenterと記述します。」
Sub 縦方向_中央揃え()
Range("B2").VerticalAlignment = xlCenter
End Sub
「また、VerticalAlignmentプロパティに『中央揃え』を意味する
定数値『-4108』を代入しても同じ結果です。」
Sub 縦方向_中央揃え()
Range("B2").VerticalAlignment = -4108
End Sub
パイさん
「その通りです。それでは、そのマクロを実行してみましょう。」
ソンくん
「セルB2の縦方向の配置が、『中央揃え』に変更されました。」
(3) セルの縦方向の配置を『下揃え』に指定
パイさん
「セルB2の縦方向の配置を、『下揃え』に指定してみましょう。」
ソンくん
「VerticalAlignmentプロパティに『下揃え』を意味する
定数名『xlRight』を代入すれば良いのだから、
Range("B2").VerticalAlignment = xlBottomと記述します。」
Sub 縦方向_下揃え()
Range("B2").VerticalAlignment = xlBottom
End Sub
「また、VerticalAlignmentプロパティに『下揃え』を意味する
定数値『-4107』を代入しても同じ結果です。」
Sub 縦方向_下揃え()
Range("B2").VerticalAlignment = -4107
End Sub
パイさん
「その通りです。それでは、そのマクロを実行してみましょう。」
ソンくん
「セルB2の縦方向の配置が、『下揃え』に変更されました。」
パイさん
「このように、セルの縦方向の配置を変更するときは、
VerticalAlignmentプロパティに定数名または定数値を指定します。」