【関数・プロパティ設定をつかう】
12 指定した行番号と列番号のセル番地を取得
13 特定の文字列を指定文字列に置き換える
14 セル列番号を英字の列名に変換
15 文字列の中で特定の文字の位置を取得
16 セルの書体を変更
17 セルの文字サイズを変更
18 セルの罫線を変更
「今回は、セルを罫線で囲んでみます。
Excel VBA/マクロでセルの罫線を設定するときは、対象となるRangeオブジェクトの
Bordersオブジェクトのプロパテイの値を指定します。
Excel VBA/マクロでセルの罫線の種類を変更するときは、Borders.LineStyleプロパティの値を指定します。
Borders.LineStyleプロパティの構文は、次のようになります。」
「Borders.LineStyleプロパティでは、Excelの「セルの書式設定」で選択可能な罫線の種類を
定数で指定します。
予め、次のようなExcelシートを用意します。」
「ExcelのセルB2の罫線の種類を変更してみましょう。」
「セルB2を囲む上下左右の4つの罫線の種類を、『実線』に指定してみます。
Range("B2").Borders.LineStyle = xlContinuous
このように、罫線の種類として『実線』を指定するときは、
Borders.LineStyleプロパティに『実線』を意味する定数『xlContinuous』を代入します。」
Sub セルの罫線を変更_実線()
Range("B2").Borders.LineStyle = xlContinuous
End Sub
「それでは、このマクロを実行してみましょう。」
「セルB2を囲む罫線の種類が、『実線』に変更されました。」
「セルB2を囲む上下左右の4つの罫線の種類を、『点線』に指定してみましょう。」
「Borders.LineStyleプロパティに『点線』を意味する定数『xlDot』を代入すれば良いのだから、
Range("B2").Borders.LineStyle = xlDotと記述します。」
Sub セルの罫線を変更_点線()
Range("B2").Borders.LineStyle = xlDot
End Sub
「その通りです。それでは、そのマクロを実行してみましょう。」
「セルB2を囲む罫線の種類が、『点線』に変更されました。」
「セルB2を囲む上下左右の4つの罫線の種類を、『二重線』に指定してみましょう。」
「Borders.LineStyleプロパティに『二重線』を意味する定数『xlDouble』を代入すれば良いのだから、
Range("B2").Borders.LineStyle = xlDoubleと記述します。」
Sub セルの罫線を変更_二重線()
Range("B2").Borders.LineStyle = xlDouble
End Sub
「その通りです。それでは、そのマクロを実行してみましょう。」
「セルB2を囲む罫線の種類が、『二重線』に変更されました。」
「Borders.LineStyleプロパティに『線なし』を意味する定数『xlLineStyleNone』を代入すれば良いのだから、
Range("B2").Borders.LineStyle = xlLineStyleNoneと記述します。」
Sub セルの罫線を変更_線なし()
Range("B2").Borders.LineStyle = xlLineStyleNone
End Sub
「その通りです。それでは、そのマクロを実行してみましょう。」
「セルB2を囲む罫線の種類が、『線なし』に変更されました。」
「このように、セルの罫線の種類を変更するときは、
Borders.LineStyleプロパティの値を指定します。」
2023-03-19
2021-12-20
2021-12-12